経過
1994年、日本自然保護協会が「エコツーリズムガイドライン」発表
2002年、国連による「国際エコツーリズム年」
2003年7月、政府による観光立国行動計画
2003年11月、環境省によるエコツーリズム推進会議発足
エコツーリズムの概念規定(協会による)
エコツーリズムの定義等については、財団法人日本自然保護協会(略称:NACS-J)により「ガイドライン」が公表されている。
日本自然保護協会によると、「エコツアー」とは、以下の要件を満たしたものとしている。
目的・・・参加者が、環境、自然(景観)、野生動植物、生態系を理解し、鑑賞し、加えてそれらに関する倫理観を向上する
場所 ・・・ 自然地域の中
保全 ・・・ 環境、自然(景観)、野生動植物、生態系を損なわない
態様 ・・・ 適切な人数の参加
(注)上記の項目分けは協会によるものではない。
エコツアーとエコツーリズムの関係
上記の要件を満たしたエコツアーが繰り返し行われることによって、地域の自然と文化の保護、地域経済に貢献する社会的しくみができあがることを指して、「エコツーリズム」と呼ぶとしている。
エコツーリズムの特性として、次の事項を挙げている。
自然や文化を訪ねる少人数の旅
自然保護、地域文化への敬意
環境倫理を身に付けたガイド
自然への悪影響を避けた施設
保護地域や住民への利益還元
ちなみに、対立概念としての「マスツーリズム」には、次の点を挙げている。
気晴らしを目的とした団体旅行
自然破壊、地域文化への悪影響
自然や文化に配慮を欠くガイド
自然を破壊する大規模な施設
自然や地域からの利益収奪
エコツーリズムとの対比上の表現となっていることに留意のこと。